こんにちはTENTOの倉本です。今回から3回程度に分けて2020年4月から小学校で必修化になるプログラミングについて書いてみます。

まず、よくある誤解から解いていきたいのですが、「プログラミングができないと成績に響く?」「プログラミングっていう科目ができるの?」というお声をいただくことがあります。
この答えはどちらも「No」です。残念ながら科目としてのプログラミングは作られず、プログラミングの成績も特につきません。「じゃあ必修っていつやるの?」と言われますが、“各教科の単元の中で扱う”ということになっています。単元の中なので評価されるのはあくまでもその教科の理解や、学習態度ということになります。

なので私たちTENTOでは、成績を上げるために教室に通うといったような、特別な対策は必要ないと考えています。プログラミングの授業でつまずかないためには、ご自宅にパソコンやタブレットがあれば扱いに慣れておく。マウス操作、キー入力、タッチ操作などを身につけておくとよいかもしれません。
そして、学校にもよりますがパソコン等の機材が予算や選定の都合であまり十分な性能のものではないこともあります。パソコンに慣れていれば、操作で重くなったら(マウスカーソルがクルクルになったら)ちょっと我慢して待つなど、経験で身につくと思いますが、そうした体験がないと何度もクリックしてしまいますます処理が重たくなる。システムごとフリーズしてしまう。といったトラブルを招いてしまうかもしれません。

こうした経験は、日常的にコンピューター等に触れていれば自然と身につきますし、学校の授業だけでなく今後の人生にも役に立つのは間違いないでしょう。

ではそこで、日々コンピューターを使うのに、”何を”するといいのか考えていきましょう。これもよくお子さんについて相談を受けることがあります。

  • 動画ばかり見てて
  • ゲームばかりやってて
  • タイピングが全くできないんです
  • 家族で共用のパソコンで壊されたら…
  • ネットでトラブルに巻き込まれるのでは(巻き込まれた)

多くの方がこういった不安はお持ちです。

パソコンは身近にはなりましたが、私たち大人にとっても慣れないと未知で難しいものです。これは歴史的な経緯もあり、別の投稿でお話しするくらい壮大なテーマとなりそうなので割愛します。コンピューターは何でもできますが、何をするのかは使う人次第。コンピューターはいろいろ便利ですが、ゲームや動画で時間を費やし、ネットショッピングでお金を使ってというのは一部として、生活の中でもクリエイティブ(創造的)に使うのがよさそうですね。

つぎは実際に学校ではどんなことをプログラミングで学ぶのかといった観点で見てみます。