2014年のTENTOは1/7の新宿講座からスタートしました。
この日もたくさんの子どもたちがさまざまなICTクリエイティブに取り組んでくれました。
うちわけは、ビスケットが4人、スクラッチが3人、ペイントでのお絵かきが1人、HTMLが1人、Javascriptが2人、C言語が2人です。
これでおわかりのとおり、それぞれバラバラの課題をこなしています。みんなでいっしょに取り組むのはタイピングくらいでしょうか。しかも学年も小3から中2までとさまざまです。
これを我々は寺子屋方式と標榜しています。
寺子屋教育というのは、言うまでもなく、江戸時代の寺子屋の授業形式のことです。現代の学校で主流の講義形式の授業とは違って、さまざまな子供がそれぞれ違ったことを学習し、先生はそのサポートをするというやり方です。
なぜこのような形式をとっているかというと、いろんなバックグラウンドを持つさまざまな学年の子供が集まってきてくれているというTENTOの現状があるからです。

IMG_6132

ただ、寺子屋形式にはいろんなメリットがあると思っています。
その中でもとても大きいのが、多様性を許容することです。
同じような人ばかりで成り立っている集団の中では、ちょっと違うことをするとものすごく目立ちます。ですからなるべく普通から外れないようにしようという力が働きます。出る釘が打たれる状態ですね。
でも、最初からみんながそれぞれ違っていたらどうでしょう?はなから違うわけですから、少しくらい普通と違っても目立ちません。つまり、寺子屋方式の中で学ぶことによって、子どもたちは、「人と違っていいんだよ」というメッセージを受け取ることになるのです。
ふだん学校のような同じ子ばかりがいる集団に慣れた子供にはとても強いメッセージになるのではないでしょうか。

そして、「人と違っていること」は、この現代に大切なことだと思っています。
これだけめまぐるしく変化していく時代、これからの子どもたちには、変化に抗う人ではなく、むしろその変化を主導していく人になってほしいと思います。そのためには、わざわざジョブズなどの例を出すまでもなく、人と違う視点を持つことはとても重要な事です。
さらに、今後どんどん国際化が進んで、様々な人と出会うことが増えてきます。そのときいままでいろんな人と触れ合った経験はとても貴重なものになるはずです。

—-

新年最初の授業はそんなことを考えながらこなしておりましたが、実際の竹林は体調不良でこのような有り様でした。(K画伯による不審者の図) レポートを書くのに2日もかかるわけですねw
IMG_6440