すこし前まで、デジタル・ディバイド(情報格差)がよく問題になっていました。
すごくわかりやすくいうと、インターネットを使いこなせる状態にある者と、そうでない者とでは得られる情報がまるでちがう。たとえば就職活動などの局面において、その差は歴然とする、という話です。
こうした形での情報格差は、もう解消されたといっていいと思います。
「ウェブ接続ができる携帯電話」が一般的になったことによって、誰もがウェブに接続し、情報を得ることができるようになりました。
でも、ほんとの情報格差は、ここから開いていくのです。
全員が同じスタートラインに立てば、問題になるのは「接続できるか/できないか」という環境ではなく、「利用できるか/できないか」というテクニックの問題になります。
インターネットは誰もが発言できることによって、おかしな情報・ヘンな情報・危険な情報が氾濫しています。その中から、何をどのように選択するかは、個人のテクニックにまかされている状況です。
TENTOは子どもたちに、氾濫する情報の中から正しいものを選択し利用する術を伝えていきます。