こんにちは、TENTOの石井です。
ちょっと深いテーマを掲げましたが、 普段教室で感じたり気をつけていることを書いてみたいと思います。

誤解を恐れずに言うと、男女で食いつきの良いテーマが異なると感じてます。
(女の子と男の子の2つだけの性別の分け方もナンセンスなのかもしれませんが、話が進まないのでとりあえず)
(もちろん、例外はあります。10人いたら7,8人は同じ傾向かなぁみたいなザックリした印象です)
(バトルゲーム大好きな女の子や、絵が上手な男の子ももちろんいます!)
(そしてもちろん、ここで性別で”らしさ”を定義したり押しつけたりする意図はまったくありません!)
(あ、誤解を充分恐れてますね…)

女の子は、プログラミングのテーマでゲームを紹介すると、真面目に作ってはくれますが、 「お菓子」「かわいらしい動物」「音楽、歌」などの問いかけにはさらに積極的な反応をしてくれることが多いです。
絵を描いたり、会話やストーリーのある作品を作るのが得意なようです。

男の子はスリルのある作品(つまりゲーム)への反応が良く、ゲームのルールをよく工夫してくれたり、「武器」「爆発」も好まれる傾向があります。 「乗り物」ももちろん人気です。

現在、教室の男女比は圧倒的に男の子が多いです。
教室にもよりますが、8:2位でしょうか

そうなると、教室で好まれるテーマの傾向が、男の子寄りになるのは自然な流れです。
ここで気をつけたいのが、「大勢が好きなテーマ」=「正しいテーマ」となってしまうことです。
せっかく好きなこと、得意なことがあるのに、「これは正しいテーマではない」と思わせてしまってはいけません。
「スリルのあるゲームこそがコンピュータの楽しみ方」
「絵やお話しは女の子限定の楽しみ方」
コンピュータの使い方を限定するメッセージを発信することだけは、避けたいです。

具体的には、授業で取り上げるテーマに偏りがないように気をつけること。
(講師も男性が多いため、皆気をつけています)

また、教室では「自由な活動時間」を始めに設けていますが、 周りが一斉にゲームに参加していても、参加していない子(もちろん男の子もいます)が不安にならないよう、 「今日は何作る?」「この前描いた絵の続きやってみる?」などと声をかけています。
“周りと違うことをしていてもいい”、”自分のやりたいことをしていい”というメッセージを、 常に伝える必要があると思っています。

子供達は自由きままにふるまっているように見えても、 実は周りを気にして、同じ行動をとろうとしているのではないかと思うことがよくあります。
集団活動では、周りと足並みをそろえることが優先されることもありますが、
TENTOは、性別や年齢に関係無く、個々の「やりたいこと」に沿って能力を伸ばす場所でありたいと思っています。