こんにちはTENTOの倉本です。今回は僕の書いた本について紹介します。
今年五月になりますが、「使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ」という本を書きました。翔泳社のぼうけんキッズシリーズの一つとして並んでいます。
夏休み講座でも本を使ったワークショップを実施しご好評いただきました。

どんな本なのか

この本を書くきっかけになったのは担当の編集者さんと話していて「プログラミングを男の子だけのものにしておいていいのだろうか」という問題意識からはじまり、どうしても作例がゲームや理数系寄りな発想になってしまうのを徹底的に外していこうという方向性で進めました。
したがって見た目もちょっとかわいい雰囲気になっていますが、けして女の子向けというわけでもありません。どのような作例があるのか目次を見てみましょう。

どんな作例が載っているのか

目次を見ると、プレゼントや便利なツール、テーブルゲームといったキーワードが見つかります。
■1 プレゼントを贈ろう
 1-1 手づくりメッセージカード
 1-2 ケーキシミュレーター
 1-3 誕生日ボイスメッセージ
 1-4 ラッピング用包装紙
■2 便利なツールをつくろう
 2-1 みんなで使える伝言メモ
 2-2 お料理レシピブック
 2-3 おもしろ写真加工アプリ
 2-4 スコアボード
■3 テーブルゲームであそぼう
 3-1 Scratch福笑い
 3-2 2人でハマる!○×ゲーム
 3-3 ハラハラ危機一髪ゲーム
 3-4 指のバトル!トントン相撲
■4 micro:bitとつなげよう
 4-0 Scratchとmicro:bitをつなげよう
 4-1 フリフリおみくじ占い
 4-2 ジャンプでキャッチゲーム
 4-3 崖っぷち!アクションゲーム

ゲームは避けようと言っていたのにと思うかもしれませんが、特徴としては一人で遊ぶゲームではないということです。
作ったゲームをみんなで遊んで、「もっとこうしたい」「私ならこう作る」と楽しんでほしいと考えています。TENTOの教室の友達同士でも、おうちに帰って家族のだれかとでもプログラミングを使うきっかけにお役立てください。

どのような人に向いているのか

TENTO生の場合、プログラミングを学習し始めたばかりの人はScratchを使った授業を受けると思います。それによって「Scratchの使い方はよくわかったよ」とか「プログラミングわかってきたけど、どんなときに使うの?」と感じ始めた人にはとてもお薦めです。TENTOの学習三段階モデルの中だと1段階の終わりごろから2段階あたりに適合すると考えられます。
一般の方の場合も、初めての方でも十分に始められる説明をしているので、各作例に示した難易度を参考に興味を持ったものからはじめてみてください。

TENTOには私以外にも何人もの講師が、または教室として書籍を出版しています。そうした実践者揃いなので教室にもぜひ来てみてください。出版社の方で執筆のご依頼等もお待ちしています。お気軽にご相談ください。