こんにちは、齋藤ゆ(koemu)です。

間もなく新学期。進学、進級にともなって、新しく習い事をご検討されている保護者様もいらっしゃるかと思います。私にも息子がいまして、学校の学習の他により豊かな人になってもらうために、どのような習い事を経験してもらうと良いのだろうと考えることは少なくありません。

そんななか、プログラミング教育がクローズアップされてきており、かつ2020年には小学校でもプログラミング教育が必修化する流れになっております。お子様に「プログラミンを学んでもらわないと!」と焦る保護者様もいらっしゃるはずです。

また、これまで常識と思ってきたこと、安定して守られてきたものがこの20年の間にたちまち崩壊していく姿を保護者様はリアルタイムで見られていると思います。そういった時代に、どのような教育が必要だろうかと悩まれている方もいらっしゃるはずです。

そんな中、TENTOに通うことでどのような結果を期待できるのか?と考える保護者様は少なからずいらっしゃるものと察します。そこで、今回は私達が目指すゴール「自ら学び」「自らルールを生み出す」について、3点「学習塾とTENTOで学べることの違い」「ではなぜプログラミングなのか」そして「学校とは違う第三の場としてのTENTO」に分けてお話したいと思います。

学習塾とTENTOで学べることの違い

一般に、学習塾というのは、一般に学校で学んでいる学習内容をより深く、そして定期考査などでよい結果を出すため、また各種入学試験でより良い条件で臨めるよう受験対策を行う、学習を行う場です。そこでは、ある程度決まったカリキュラムの上で、一斉講義を行います。そこで期待されるのは、より良い内申点を獲得したり、より偏差値の高い上級学校へ進学することになります。

一方、TENTOでは、新しいことを「自ら学び」「自らルールを生み出す」ための必要な素養を身につけるための力を養うことを目標にしています。保護者のほぼすべての皆さまは社会に出て何らかの社会的活動にかかわられているかと思います。例えば、仕事なら、新しい業務・仕組みを理解してお客様に対して価値を提供したり、新しい技術を理解して組織の生産性向上にかかわられたり、ひいては組織構造を時代に即したものにするべく改革に携われている方もいらっしゃるかもしれません。そのために、TENTOでは数人の生徒に講師が1人、それも教えるのではなく、生徒に寄り添うファシリテータとしてご子息の成長をサポートします。

ではなぜプログラミングなのか

「あれ、TENTOはプログラミングを教えている塾ではないの?」と思われている保護者様は、今の切り出し方に少々驚かれるかもしれません。ご安心ください、TENTOでは現在、プログラミングを通じて「自ら学び」「自らルールを生み出す」ための取り組みを日々行っております。3つ、ご紹介します。

一つ目は、自ら学ぶ力をつけやすいためです。プログラミング言語は「学習内容」でご紹介しているだけでも数十あります。当然、ここにないものものたくさんありますし、未来にはもっとプログラミング言語は増えていくことでしょう。自分で作ることさえ可能です。そのたびに、プログラミング言語の文法を覚えるのは、人間の力量では限界があります。そこで、プログラミング言語を学ぶときは、3つの力を学んでいきます。

  1. – 言語仕様を理解するための「リファレンス」の読み解き
  2. – そのプログラムを書くために必要となる素養となる数学的知識である「アルゴリズム」
  3. – 必要となる事例や最新情報を探し出す「サーベイ」のスキル

講師は、主にそれらを学ぶためのガイドをしていきます。これらの力は、他の世界、例えば会計や税務であれば毎年変わる新しい法制度への対応のための基礎力や、秘書であれば担当者から言い渡される様々な難題を合理的に解決するための力となって、将来に役立つことを期待しています。

二つ目に、自らルールを生み出すためです。プログラミングを通じて、例えばお小遣い管理プログラムを作るとします。お金を扱われるお仕事をされている方ならわかるかと思いますが、多くの場合、1ヶ月単位で締め処理を行います。プログラムを作る時、まずはお金には収入と支出があり、その内訳があり…と記録していくところからスタートしていきます。では、これでお小遣い帳プログラムは完成なのでしょうか?無駄遣いをしないために予実管理をしたり、最近ならSuicaなどのICカードなどで決済されることもあるでしょうから、そのお金はどこにあるのか、適切に管理する必要も出てくるでしょう。赤字決算を許すのか?という問題もあります。そういった仕様、いわるゆ「ルール」を自分で決めていく力を養うのに、プログラミングは最適です。

三つ目に、それらの思考を明確化するためにプログラミングを行います。私達講師でもあるソフトウェアエンジニアは、よく「プログラムは書いたとおりに動く」と話します。そうです、思った通りではなく、書いたとおりにしか動きません(処理系のバグなどを除く)。従いまして、プログラミング言語のドキュメントを読んで理解したとおりにしかかけませんし、自分で考えたルールの上で実装したプログラムのとおりに動きます。おかしな動きをするときは、理解が足りないか、ルールに落ち度があるか、そしてミスのいずれかです。そういった試行錯誤の中で、「自ら学び」「自らルールを生み出す」力を養っていきます。

従いまして、プログラミングスキルは、これらを踏まえれば自然と身につくものであると、私どもでは考えております。

学校とは違う第三の場としてのTENTO

少し話を変えまして、TENTOというについてご説明します。

TENTOは、学校や家庭とはまた違う、第三の場としてありたいというミッションがあります。お子様の中には、学校の決まった回答を求められる教育や、同調を求められる友人関係に苦しんでいる子もいるのではと推測しています。

そういった子たちが、TENTOという場を通じて活躍の場を得ている事例を、私自身数多く見てきました。TENTOは自分自身のペースで学ぶことができ、そして先程の「自ら学び」「自らルールを生み出す」ためにある種、人間関係の無理な同調から開放され、お子さん個々人の自由な発想を基に学ぶことができます。

一方で、共に学ぶ仲間として、TENTOの生徒同士はとても仲が良いのです。それは、時として(大人でもそうですが)人間関係で求められる同調とは違います。自分の好きなことを、好きだと互いに表現しながら、高め合う場となっています。

最後に

ここまで、私達が目指すゴール「自ら学び」「自らルールを生み出す」について、3点「学習塾とTENTOで学べることの違い」「ではなぜプログラミングなのか」そして「学校とは違う第三の場としてのTENTO」に分けてお話してきました。

進学というイベントは私を含め多くの保護者の皆さまが心配し、そして期待する事項であることを否定するのは難しい問題です。一方で、新しい時代に向けて、対応できる力を養えるかという問題もあります。後者の点を、TENTOはプログラミング教育やこの場を通じて高めていただけるよう、事業を展開しております。

それでは皆様、ごきげんよう。

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参考文献