TENTOは江戸時代の寺子屋の美点――「大きな子と小さな子が一緒に学習する」を積極的に採り入れています。
「寺子屋」は、幕末に訪れた日本の危機を乗り越えた偉人たち(坂本龍馬や高杉晋作など)を育てあげた、日本独自の優れた教育方式です。

現代の子どもは、社会性を失ってしまっている、というのはよく聞くことです。
でも、残念ながら「学校」や「塾」といった場は「社会性」を育てる場としてはじゅうぶんとはいえません。
「学校」や「塾」にいるのは、基本的に自分と同じ歳の子ばかりだから。

かつての寺子屋は、現在の学校のように、年齢によって「学年」を設定し、同じ歳の子を集めて教育する、という方法はとっていませんでした。
大きい子も小さい子も一堂に集めて、ほぼ同じことを習わせていたのです。

こと「社会性」を養う面では、寺子屋教育の環境は理想的といえます。
近くに小さい子がいれば、大きい子はとくに教えなくても助けたり、行動をたしなめたりするようになります。
小さい子も「自分より大きい子ども」に接することで、「年長」とは何なのか、知ることになります。

TENTOでは、あえて小さい子と大きい子を一同に集め、同じスタートラインからはじめます。
「ITリテラシー」「プログラミング」といった子どもたちにとってはじめての知識を扱いながら、年長と年少の積極的なコミュニケーションを促し、子どもたちに自然な「社会性」を身につけてもらうのがねらいです。